PIS(Pancreatic Image Scale) とは:膵臓描出範囲を評価するスコア
概要
**PIS(Pancreatic Image Scale)は、腹部超音波検査における膵臓の描出範囲(visualization range)**
を段階的に評価する指標です。
主に膵体部・膵尾部の描出状況を客観的に扱うことを目的として提案されました。
腹部超音波では「よく見える」「見えにくい」といった主観的評価に依存しやすく、検査者間で
解釈が異なることがあります。PISはこの問題を軽減し、描出範囲を一定のルールで表現
するためのスケールです。
PISの目的
PISは次の目的で使用します:
膵臓描出範囲の記録
- 検査前後の比較(例:WPUSの前後比較)
- 検査者間の評価共有
- 教育・トレーニングでの到達目標設定
WPUSとの関係
WPUS(飲水膵超音波検査)は膵体尾部の描出改善を目的とした手技です。
PISは、その改善を主観ではなく段階評価として表すための指標として用いられます。
つまり
WPUS=手技
PIS=評価方法
の関係になります。
評価の考え方
PISは膵臓の「膵体部から膵尾部の見えた部分の広がり」を基準に評価します。
単一断面の鮮明さではなく、膵臓の連続性や描出範囲を重視します。
評価は段階的に設定され、低スコアは描出が限られる状態、
高スコアは膵体尾部まで連続して観察可能な状態を示します。
(具体的な判定例・図は後日掲載予定)
なぜスケールが必要か
膵臓超音波の最大の問題は「描出不能例の扱い」です。
PISを用いることで、
検査の質評価
手技改善の評価
研究比較
が可能になります。
研究発表・原著論文
PISおよびWPUSに関する臨床研究は以下の原著論文で報告しています。
DOI: 10.1007/
(出版社ページ公開後にリンクを追加します)
用語
Pancreatic Image Scale(PIS)
pancreatic visualization score
pancreatic ultrasound visualization grading
(同義語として扱います)
WPUSのページ
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